KEY POINTS FOR SELECTING A MODEL

機種選定のポイント

ロストワックス鋳造機の機種選定ポイント

ロストワックス鋳造機は、金属の種類(融点)や方案の違いから複合的に条件を絞り込み、選定します。
以下に一般的な機種の分類を表示します。

熱源 誘導加熱 テキスト 専用機 アーク溶解
融点
~500℃
~1,250℃
~2,000℃
金属・合金

ピューターや
ホワイトメタルなど
の低融点金属

スズ・亜鉛・ホワイトメタル系(亜鉛・スズ/鉛/ホワイトメタル・バビットメタル・ピューター・ハンダ材等)

カラーゴールドなどの金合金、銀合金、銅合金、アルミニウムなど、一般的な金属

金・銀合金(純金・K8 - K18 YG・K8 - K18 ホワイトゴールド/純銀・スターリングシルバー・コインシルバー・白四分一等)

アルミニウム(アルミニウム・ジェラルミン・ロストワックス用アルミ・ラウタル・シルミン等)

銅合金(丹銅類・赤胴・四分一・ベリリウム銅・砲金・青銅・アルミ青銅・黄銅・真鍮・白銅・洋白銀・キュプロニッケル等)

プラチナ合金やステンレスなどの高融点金属、一部のニッケル合金

プラチナ合金(純プラチナ/Pt 950/Pt 900/Pt800/Pt 548 等)

鉄・ニッケル系(純鉄・ねずみ鋳鉄・ダクタイル鋳鉄・クロモリ・インバー・ニッケル・クロメル・モネメタル・クロム・オーステナイト・SCH13・SCH22・SUS303・316・インコロイ・インコネル等)

高融点プラチナ等

ステンレス

チタン

温度・方式 / 能力

~1000°C
(大気鋳造)

~1250°C
(真空加圧/吸引加圧)

★主力

~2000°C
(真空加圧鋳造)

高融点プラチナなど
遠心鋳造

ステンレス
(真空加圧鋳造)

チタン
遠心鋳造(Ti専用)

VBC-50

Φ76 / Φ90

製品ページはこちら

VHC-250VP

Φ90×120
Au等25cc

製品ページはこちら

YGP-2SN

Φ76×70
Au等8.0cc /
Pt等5.6cc

製品ページはこちら

YC-50

Φ90×80
Pt80g

製品ページはこちら

YGP-55GR

Φ90×90
Au等22cc /
Pt等16cc

製品ページはこちら

YCV-75R

Φ90×100
Pt300g

製品ページはこちら

YGP-7D2

Φ90×170
Au等36cc /
Pt等40cc

製品ページはこちら

YSE-50T2

Ti 50g(飛出量 約30g)
Φ90×65

製品ページはこちら

YG-10D

Φ115×200
Au等130cc

製品ページはこちら

YC-75

Φ90×90
Pt350g

製品ページはこちら

YSE-50T2

Ti 100g(飛出量 約60g)
Φ90×120

製品ページはこちら

POINT

鋳造機の選び方のまとめ

鋳造機を正しく選ぶ方法は、とにかく要望の詳細をどれだけ具体的に把握しておくかがポイントです。

要望の詳細ポイント

  • 1.作りたいデザイン形状
  • 2.鋳造対象の金属
  • 3.経験者の有無
  • 4.短中期的な生産量
  • 5.製造・販売の形態

鋳造機の情報はインターネットでもあまり露出していないため、
詳細を検討・把握し、メーカーへご相談ください。

ロストワックス鋳造機の鋳造工程と周辺機器

ロストワックス鋳造(ブロックモールド法)の製造ラインは、鋳造機以外にも周辺機器を揃える必要があります。
最も一般的な鋳造工程をまとめると、以下の①~⑦に分類することができます。

ロストワックス鋳造(ブロックモールド法)の製造ラインと周辺機器の図

鋳造機が担う工程は、⑦鋳造のみのため、他の工程の設備を揃える必要があります。

2

ゴム型作製

ゴム型は、原型と同じ形のワックス型を作製するための『雌型』の役割をはたすもので、ロストワックス鋳造でのコピー用の元型です。
ロストワックス鋳造(ブロックモールド法)で使うシリコーンゴムには大きく分けて熱加硫式ゴムと(HTV)と、硬化剤を混ぜて加硫するRTV式ゴムがあります。
HTVは、プレス機にセットして加硫(架橋)させることで完成します。

3

ワックス型作製

ワックス型は、原型の形状が忠実に再現されたゴム型内の空洞に、インジェクションワックスを圧力により射出して作製する、原型と同じ形の立体コピーです。
射出装置を「ワックスポット」と呼び、『大気圧力式』『真空機能付き』『真空・自動射出式』『彫刻用ワックス対応式』の大きく4種類があります。

5

鋳型作製

ゴム円錐台の上に組み立てたワックスツリーの上からフラスコを被せるように装着し、石膏などの埋没材を注ぎ入れて硬化させる作業のことです。
埋没材と水などを撹拌機で混ぜ、ムラがない泥状に加工します。その後、埋没機で脱泡し、埋没材に混入した気泡を取り除きます。

6

鋳型焼成

埋没が完了して硬化した鋳型を焼成炉で焼成します。大きく分けて『脱ロウ工程』『焼成工程』『焼結工程』の3つの工程をおこないます。
ロストワックス鋳造専用の焼成炉(電気炉)と、電気炉に後付けが可能なアフターバーナー(二次燃焼装置・焼成時の独特の臭いを軽減)を使用します。

金属溶解炉の機種選定ポイント

対応する地金の種類

1金属や合金:金合金・銀合金・銅合金・アルミ合金 など

2高融点金属:プラチナ合金・パラジウム割 など

3チタニウム

溶解地金量

ルツボ容量により最大溶解地金量が決定
鋳込み方式(※主に吸引方案と加圧方案)
1底注ぎ式or2傾注式

鋳造方案

1吸引方案

  • 大気開放式の単一方向吸引式
  • 真空(不活性ガス)雰囲気の多方向吸引式

2遠心方案

  • 水平回転式
  • 縦型回転式中心回転式
    ※雰囲気による分類も可能
    (大気雰囲気or真空雰囲気(不活性ガス雰囲気))

3加圧方案

  • 底注ぎ式(カーボンルツボ ※融点1300以下の金属)
  • 傾注式(シリカルツボ ※高融点金属)

4複合方案(複数の鋳造方案を合わせた鋳造機)

  • 吸引加圧式
  • 鋳型回転式

溶解熱源の有無

1熱源外導入式:
溶解炉などを鋳造機と別に独立で設備し、溶解した地金を鋳型に注

2熱源内蔵式:
熱源を鋳造機本体に内蔵する

3真空を使用できるタイプ

測温の有無・測温方法

1熱電対方式

2光学式

3真空を使用できるタイプ

4アルゴンガスなどの不活性ガスを使用できるタイプ
(照射式or置換式)

溶解熱源の種類

1熱源外部方式(外部溶解方式):

  • バーナー溶解
  • 電気式溶解ポット

2内蔵式(外部導入式)

  • 電気溶解方式
  • 真空管式高周誘導加熱方式
  • トランジスター高周波誘導加熱方式(インダクション方式)
  • アーク溶解方式

オペレーション方法

1アナログ・マニュアルタイプ
(溶解確認:手動/タイミング:手動/シーケンス:手動)

2アナログ・セミオートタイプ
(溶解確認:手動/タイミング:手動/シーケンス:自動)

3デジタル・セミオートタイプ
(溶解確認:手動/タイミング:自動/シーケンス:自動)

4デジタル・フルオートタイプ
(溶解確認・タイミング:自動/シーケンス:自動)

POINT

溶解炉の選び方のまとめ

下記のポイントを押さえることで、要望に合った溶解炉を製作することができます。

溶解炉の選び方のポイント

  • 1.生産量や形状はどのようなものか
  • 2.配合比による金属特性はあるか
  • 3.完成製品か、中間素材なのか
  • 4.1回の作業にどれくらい時間をかけられるか
  • 5.作業はデジタルかアナログか
  • 6.会社独自の安全規定に沿う機構か

溶解炉の情報はインターネットでもあまり露出していないため、
詳細を検討・把握し、メーカーへご相談ください。