オプション器具・添付器具の詳細説明
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電極器具
電極とは、電気を流す目的で使用される極盤などを差します。電解研磨やメッキ作業でも電極が使用されます。仮着・ロウ付け・シャカ玉作製も電気で行うため電極が必要になりますが、形状はメッキや電解研磨と違い板状ではなく、使い勝手を考え、目的となる品物のに当てやすい形状にしてあります。
電極の素材
電極に利用される素材は通電性の良い(電気抵抗が少ない)ものが選ばれます。銅が一般的ですが、チタンやプラチナなども電極として使用されます。
仮着・ロウ付け・シャカ玉作製などを目的とした装置には次の素材が使われています。
- 仮着
- 仮着には、銅などを電極として使用しています。電圧が低いためクリップ式なども使用が可能です。
- ロウ付け
- 電圧が高いのでクリップ式の電極は使用できません。銅が標準的な電極として使われていますが、銀タンやカーボンの電極も使用されます。
- 銀タン
- 銀タンとは銀とタングステンの合金です。銅より通電性がよく、同じ電気エネルギーでも仮着やロウ付けの作業範囲が広がりますので、小型機との併用や特にシルバーの様な抵抗の大きな金属への作業の際に特に有効です。銅製と比べ多少価格が高くなります。
- カーボン
- 仮着には使用できませんが、ロウ付けやシャカ玉作製でカーボンを使用すると非常に効率の良い電気エネルギーの伝達が可能です。小型機での作業の際には、カーボン電極の使用を前提にした機種もあります。大型機で使用すれば、更なる作業効率や範囲(例えばロウ付け可能範囲の拡大など)が広がります。ただし、熱によりカーボンが消耗したり、ロウ材が付着すると効率が極端に悪くなるため、カーボンの交換が必要となります。
このため、消耗品として交換用の先端カーボンを別売しています。
- シャカ玉作製
- シャカ玉作製用の電極は、片極は必ずカーボンの設定となっています。
器具の説明と用途
- 逆ピンセット型片極電極
- ロウ付け装置RS−3000とシャカ玉作製機ボールメーカーのシリーズに専用電極として添付される電極です。ピンセットをつまむと離れ、放すとつまむ逆バネ式なので、2本の手以外に品物を固定したいときに便利な電極です。
- 両極ピンセット電極
- 両極、つまり1つのピンセットの片方がプラス電極、もう片方がマイナス電極になっているピンセット型の電極です。ロウ付け箇所が丸カン・チェーンの駒や線材の仮着など、作業箇所が狭い場合など、この電極で作業を行うと作業効率が上がります。但し、作業範囲はピンセットで挟める距離に限られます。この両極ピンセット電極は、先端に銀タンが付いた『銀タン付き』にも変更が可能です。
- 両極カーボン コテ型電極
- 両極としての使い勝手は、両極ピンセット電極と同じ目的で使用しますが、電極そのものがカーボン製になっています。この電極は、片極カーボン電極を2つ組み合わせた形になっているので、バネ部を取り外せば片極カーボン電極として使用できます。ご購入の際には、先端カーボンの形状をご指定下さい。
- 片極ピンセット電極
- プラス電極またはマイナス電極として使用します。もちろん、この片極ピンセット電極2本をそれぞれブラスとマイナスとして使用できます。この様に使用すると、各々の品物をつかむことができるので、2つの仮着又は、ロウ付け品が同等程度の大きさの場合などに有効です。この片極ピンセット電極は、先端に銀タンが付いた『銀タン付き』にも変更が可能です。
- 片極カーボン電極
- 特に指輪のリング部の内側に入れ、一部を指輪に接触させながら押さえ、ロウ付け品を片極ピンセット電極でつまみながらロウ付けするなどして、効率の良いロウ付け作業が行えます。リングソルダーRS−3000やボールメーカーBM−10・BM−10SDなどは、この片極カーボン電極の使用を前提としています。
GINGA RS−5000の専用治具は、太めの単極カーボン電極が本体と一体型に装備されています。
- クリップ式電極
- クリップ式電極は片極仕様のみで、仮着専用の標準装備電極です。これをロウ付けに使用するとすぐに熱を持ち危険なので、ロウ付け作業にはご使用になれません。
- 鋳巣埋めヘッド
- 仮着レベル8以上の仮着機に設定が可能な、仮着装置専用のオプション器具です。この機能は、強度の仮着機能により、薄い金属を本体に溶接することが可能です。つまり、スポット溶接のように金属を溶着することができるので、鋳巣発生部に薄い共地金(同じ種類の金属)を乗せ、上から電気により溶接して鋳巣部を補修します。本体前面にチェーンでつながったフットペダルが装備され、ペダルを踏むと本体作業テーブル上の電極が下に下がり、電気が流れるので効率の良い作業が行えます。尚、ロウ付け装置HS−2000及びHS−2000Bでの鋳巣埋め補修の場合には、この装置の使用ではなく、ロウ材による鋳巣埋めとなります。
鋳巣埋めヘッドの詳細を見る
- 鋳巣埋め専用電極治具
- 鋳巣めヘッドと同じ効果でありながら、低コストで鋳巣埋め作業が行える2003年9月に発売された専用キッドです。詳細に付きましては、ジュエリー加工/仮着装置に掲載されている鋳巣補修専用オプション器具の詳細ページをご覧ください。
鋳巣埋め電極治具の詳細を見る
- 宝石対応型リングサイズ直し治具
- 本体と冷却部で構成された治具で、宝石など熱をかけたくないもの(100℃までの耐熱性が必要です。)が着いた加熱/ロウ付けが行えます。本体は2本の電極(プラスとマイナス)とカップ状の容器で構成されており、電極内部には、冷却水が流れます。カップ状の容器の中に水を入れ、非加熱部(指輪の場合宝石部)を水に浸けるようにし(場合により水を充分含ませた綿など非加熱部を覆います)、ロウ付け箇所を電極に接触させます。カップ内にはスプリングが取付けてあるので、品物は電極に押し付けられるように安定します。これにより宝石の石留めされた指輪でも、宝石を外すことなく指輪のサイズ直しが可能となります。但し、水没部に於いても、中の水が沸騰した場合、最高で100℃までの温度上昇はあるので、熱に弱い宝石が石留めされた指輪に対して、長い時間の加熱は危険です。
消耗品オプション
- 先端カーボン
- 掲載写真のように、先端カーボンの形状には3種類の設定があります。通常は、円筒形と先の細い円錐形です。円筒形はリング部の内側に接触させる目的などで選択され、円錐形はロウ付け箇所が狭い場合など、ピンポイントで接触させたい場合に使用されます。尚、段付き形は、幅の広いリングなど少しでも接触面を確保したい場合に使用する限定された目的のため受注生産とさせていただきます。この段付き形の先端カーボンはボールメーカー(シャカ玉作製)にはご使用になれませんのでご注意下さい。
- ペーストロウ
- ペーストロウは、予めフラックスと混ぜてあるレディーメードのロウ材で、注射器状の容器に入っています。
注射をするときのように、必要な分だけ先端からロウ材を出してロウ付けに使用します。
ペーストロウには、K14・K18YGロウ/K14・K18WGロウ/プラチナロウ/シルバーロウなどの種類があります。詳しくは、ジュエリー加工/金属加工機の加工機よりロウ付けバーナー・材料のカテゴリをご覧ください。
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